世界の栄養危機
SDGs3「すべての人に健康と福祉を」は達成できるのか?
世界では、慢性的飢餓や微量栄養素不足に加え、過栄養が同時進行する“栄養不良の三重負荷”が拡大しています。途上国を中心に生活習慣病も急増し、気候変動や資源不足、地政学的リスクが食料供給を不安定にしています。世界人口は増加を続け、栄養改善と持続可能な食料システムの両立が喫緊の課題です。
日本の食の課題と可能性
日本の食は健康的?その未来は??
日本の食は、多様な食材、適正なエネルギー量、発酵食品の活用など、健康性と持続可能性の両面で世界の栄養課題解決に貢献できる潜在力があります。一方で、国内には食塩過剰、カルシウム不足、高齢者や若い女性の低栄養などの課題が残り、がんや脳卒中、フレイルといった健康問題も依然として存在します。
研究・エビデンス不足と国際発信の遅れ
日本の食の価値は世界に通用するのか?
こうした日本の食の価値は、十分な科学的評価がなされておらず、国際的に体系的な発信ができていません。その結果、海外からの関心や評価の高まりにも関わらず、日本独自の知見を世界の栄養政策や健康的な食事指針に反映させる取り組みは遅れています。
欧米の「健康的な食事モデル」との違和感
エビデンスで証明するために
欧米では、肥満や虚血性心疾患の対策を中心に、産官学連携による「健康的な食事」モデルの構築が進められています。これらは、エネルギー、飽和脂肪酸や赤肉の制限、全粒穀物やナッツ類の摂取推奨などを特徴としています。しかし、日本では国際的に肥満や虚血性心疾患の頻度は低く、むしろ「やせ」や脳卒中、カルシウム不足などが問題となっており、欧米の基準をそのまま適用することには限界があります。
欧米がめざす健康的な食に対する日本での適合性に関するいくつかの疑問
欧米における“食と健康”の問題解決のための方向性
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エネルギーの制限:必要?
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飽和脂肪酸の制限:必要?
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動物性たんぱく質・脂質、加工肉・赤肉の制限:どこまで必要?
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糖質、砂糖の制限:どこまで必要?
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ナトリウム制限:どこまで必要?カリウムとの比を重視すべき?
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たんぱく質、食物繊維の推奨:どのように?
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全粒穀類、果物・野菜・種実・豆類(FVNL)の推奨:どのように?
日本における“食と健康”の問題解決のための独自対応
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カルシウム不足を是正する必要性あるのでは?
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多様な食品を摂ることが日本の食文化であり、かつ、健康にも寄与しているのでは?